やっぱり魔法少女だ! 山本美月、“車椅子”への配慮にファンから感謝の声「すごく嬉しいです」 - ねとらぼ やっぱり魔法少女だ! 山本美月、“車椅子”への配慮にファンから感謝の声「すごく嬉しいです」 ねとらぼ (出典:ねとらぼ) |
扱われ、さらに通行のために供されている物、つまり通行中に限っては歩行者として扱われる。一般的なものは、椅子の両側に自転車に似た車輪が1対、足元にキャスター(自在輪)が1対の、計4輪を備える。車椅子は健常者も使用できる。 筋力などの理由により一般的なものの利用が困難な場合、「電動車いす」の利用が検討 58キロバイト (8,203 語) - 2020年11月5日 (木) 00:41 |
夏はお気に入りの水着で海にも遊びに行った=渋谷真子さん提供
(出典 cdn.mainichi.jp)
屋根から転落し、第8胸椎(きょうつい)が損傷した。手術を終えた背中=渋谷真子さん提供
(出典 cdn.mainichi.jp)
2年前、事故によって半身不随となりながら、車椅子の障害者としての日常を動画投稿サイトで明るく発信し続ける女性がいる。山形県鶴岡市在住のユーチューバー、渋谷真子さん(29)。障害者のタブーのように扱われる排せつや*についても包み隠さず語り、チャンネル登録者は約8万人に達した。「特別でも何でもない、2度目の人生」と語る彼女の強さはどこから生まれてくるのか。その思いを聞いた。【生野由佳/統合デジタル取材センター】
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渋谷さんの人生が急転したのは、会社員を辞め、鶴岡市内でかやぶき職人を営む父親の下で修業を始めたばかりの2018年7月だった。市内の民家で作業中、バランスを崩して約3メートルの高さの屋根から落下し、庭池の縁石に背中を強打したのだ。「その瞬間に、元通りの体には戻れないと直感しましたね」
だが、泣き叫ぶわけではなく、すぐさまスマートフォンを取り出し、ピンチに陥った自分自身を撮影した。その後の「2度目の人生」につながっていく、渋谷さんならではの心の強さだ。もっとも、後からこのときの行動を「失敗した」と後悔することになるのだが……。
すぐに救急搬送され、約7時間の緊急手術を受けた。その3日後、医師から半身不随を告げられる。胸椎(きょうつい)骨折で脊髄(せきずい)を傷つけ、へそあたりから下がまひし、動かなくなったのだ。ショックを受けた渋谷さんだったが、自暴自棄に陥ることはなかったという。「昔かたぎの職人の父親が『俺のせいだ』と自分を責めていると感じ、それは嫌だと思いました。職人は私が決めた道です。医学的に治療法がないことに悩んでも、時間がもったいないとも思いました」
事故以前の生活は、いわゆる「イマドキ」の若者だった。長い髪を茶色に染め、海外旅行をしたり、東京に遊びに行って高級リムジンで友達とはしゃいだり、クラブで踊ったり。恋愛も自由に楽しんでいた。車いす生活になっても、その生活を変えようとは思わなかったが、そのための情報がほとんどないことに困惑したという。
「車いす女子はどうやってオシャレをして恋愛を楽しみ、友人たちとの時間を過ごしているのか。その時間、排せつはどうしているのか。知りたいことがいっぱいあるのに、どこにも情報がありませんでした。中途障害者になる人たちは決して少なくないはずなのに」。その時の気持ちを思い出したのか、渋谷さんの語調が強くなった。
日本脊髄障害医学会(本部・神奈川県藤沢市)の18年の調査によると、国内で脊髄を損傷した人は年間約6000人にのぼる。「同じように悩んでいる仲間やこれから悩む人は多いはず」と考えた渋谷さんは、事故から1年後の19年8月に「現代のもののけ姫Maco」と名乗り、ユーチューブでの動画投稿を始めた。車いす生活のリアルな姿を伝えるために。
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もう一つ、女性にとって避けられない課題にも触れている。生理や*、妊娠に関する事情だ。
渋谷さんは今年5月、事故後に健常者と初めて*した経験を「セカンドバージンを卒業して思うこと。障がいを負っても触れ合いたい想いは同じ」と題して投稿した。
「障害者となり、性行為ができるかどうかは気にかけていた事の一つでした。障害があっても恋愛したいし、性欲もあるし、男性を満足させたい気持ちもある。普通の20代の女の子です。そういうことも、たくさんの人たちに知ってもらいたいと思いました」
障害者の性はタブーとして扱われることも多く、渋谷さんにとって参考になるような情報はなかった。相手は事故後に知り合った30代の男性で、関係は継続中という。
「体は思うように動きませんが、女性は抱きしめられたり、触れられたりすることで幸福感を感じます。男性には満足しているかどうか、いろいろと聞きながら楽しい時間を過ごしています」
“セカンドバージン”を終えて、渋谷さんは「*ができるのか、という不安は消えて、女性としての自信を取り戻せたように思います」と笑顔を見せた。(続きはソース)
毎日新聞 2020年11月6日 14時00分 (最終更新 11月6日 15時29分)
https://mainichi.jp/articles/20201106/k00/00m/040/075000c?inb=ra